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超自然的アート:ウルス・フィッシャーの「メロドラマ」探求

※本記事は、リニューアル以前(旧・ムーサの芸術論)のアーカイブです。KAFUNの思考の原点として、当時のまま公開しています。

悲劇を嘆く人間たちの地上の様相に対して、我関せずとモーツァルトの交響曲のように楽しく踊るようなパステルカラーの雨粒。メロドラマと題されたインスタレーションは、天地を1つの空間に描き出している作品。

全体にコミカルかつ超自然的なもたらしているのが3,000個の石膏で作られた雨つぶ。緑から薄紫色まで様々な色合いにソリッドではない凸凹のあるサーフェイスの物体が、空間を渦巻き浮遊している。

その姿に、地上の重力の中に没入していたスイッチがオフになる感覚。視覚から、こういう楽しさと意識変容があるのがアートの面白いところ。

もうこれはそのまま無重力のパステル雨粒を描くべし?!

ルイ・ヴィトンの「ユビキタス化したモノグラムを、思い浮かべただけで描いた」コラボも一際よかった。スイス出身・NY在の現代美術家ウルス・フィッシャーの2013年の展示。

Installation View of  Urs Fischer, ”melodrama” (2013) at Sadie Coles HQ 
All images by Mats Nordman / Courtesy of Urs Fischer

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