※本記事は、リニューアル以前(旧・ムーサの芸術論)のアーカイブです。KAFUNの思考の原点として、当時のまま公開しています。

所変われば、品変わる。

無地が多い現代からするとギョッとする陣羽織は、ペルシャ製の生地からできてます。綴織の文様は鳥獣たち。持ち主は豊臣秀吉でした。

一口に日本文化いっても、世界のさまざまな異文化が合体したキメラ(異なる遺伝子型の細胞が共存している一個体)のようなもの。最近では、一般に目にする歴史映画やドラマでもよくその美術が表現されているようになりました。

ところが、まだまだ海外では日本というと「わびさび」と一緒くたにされがちです。日本は、あらゆる文化が四方からやってきて集結した不思議なミートスポットです。禅だって輸入品ですからね。ところが、何が入ってきても日本列島で日本語を話す人々の身体を通すと、自然と細やかにつながる感性が注入されてしまう。その魅力を海外にもうまく言語化して伝えていきたいですね。

奈良の正倉院に中国製やペルシア製の宝物が数多く収められてます。正倉院は「シルクロードの東の終着点」とも呼ばれます。

このような各地から日本にたどり着いた織物や染め物・宝物たちを吸収して行った先に様々な表現が生まれました。

こういう秀吉と激しくやりとりする中で、利休のお茶や思想が生まれたと想像してみたら…

自分ひとりの世界に閉じこもっていても創造性は高められないと気づきますねー!いろんなモノゴトにオープンにいると、何がインスピレーションになるか分からないもんです。

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